今回は、健全な人には
あまりお勧めしない、
わたし流
他人に寛大になる2つ方法を
ご紹介します。
「虚しさ」と「無関心」
という内容です。
人生は虚しい!?
ある程度の年齢になると、
人生は虚しい。
と感じる人が
増えるのではないでしょうか?
大変苦しい時の例えに
「四苦八苦」があります。
この言葉は仏教用語です。
その中でも根本の苦しみ、
四苦が
「生」「老」「病」「死」
の4つです。
人間誰もが避けて通れない道です。
人は全員このレールの上を
死に向かって走っています。
みな、逃れられない同じ運命です。
同じ悲しい運命を背負った
仲間とも考えれます。
ファッション・デザイナーの
ココ・シャネルが
寛大さについて、
語っている箇所があるので
ご紹介します。
ポール・モラン著
『獅子座の女シャネル』より
本当の寛大さとは
すべてが虚しいと悟って、
それを受け入れる
ことなのかもしれませんね。
けれども、
なすがままの
なりゆきにまかせてしまったらば、
郷愁のとりこになり、
すきを狙って、
足をさらわれるのに
きまっています。
わたしも、虚しさの
感覚が常にあります。
年齢を重ねるとともに
より強く感じるようになっています。
なるべく向き合わないように
していますが、
自分の影のように
いつも、近くにつきまとって、
離れてくれません。
聞くと、虚しさが顔を出し
気分にピッタリはまりすぎるので、
怖くて遠ざけている
曲があります。
(作詞)サトウハチロー
(作曲)加藤和彦
「悲しくてやりきれない」
この曲を聞くと
心の奥底にしまってある
人生に対する虚しさが
込み上げて来る気がします。
いい曲なんですが
怖いので、なるべく
触れないようにしています。
フランスの哲学者
アランの言葉で
「悲観主義は気分に属し、
楽観主義は意思に属する」
というわたしの好きな
言葉があります。
いつもこの言葉を胸に、
感情に流されず、
意思の力でなるべく
楽観的に考えようと
心がけています。
でも、人生は虚しい、
誰も皆一緒なんだ。
この感覚が根底にあると
妬みや、ひがみの感情もなくなり、
誰に対しても、寛大に
なれる気がします。
これが良いことなのか、
悪いことなのかわかりません。
でもこれが
わたしの実感です。
無関心のすすめ
「愛の反対は憎しみではなく、
無関心だ」
よく使われる言葉です。
「無関心」という言葉は悪い意味で
使われる事がほとんどです。
田舎と都会の比較でよく
例にあげられます。
田舎は、隣近所との付き合いが深く、
相手の家族の事まで、
こと細かによく知っている。
それに対して、都会では
隣に誰が住んでいるかも知らない。
冷たくで、淋しい関係だ、
という例えです。
昔、シンガーソングライターの
アンジェラ・アキさんの
ドキュメンタリー番組を
見たことがあります。
幼少期は、四国の田舎町で育ち、
ハーフがゆえに、
喫茶店に入っても、目立ってしまい
まわりから白い目で見られて
つらい思いをした。
と語っていました。
でも、東京に出てきて
誰も自分に対して無関心で、
すごく開放感を感じ、
自由でのびのび生きれました。
東京は、第二の故郷です。
と語っていたのを覚えています。
無関心も悪いことばかりではなく、
相手に対して寛大になれる。
という側面も、
持っています。
わたしも、どちらかと言うと
他人に対して無関心で、
テレビのワイドショー
なんかほとんど見たことありません。
誰々が不倫したなど、
全く関心はなく、
どうでもいいので
悪いとも思わないし
腹も立ちません。
当事者同士で解決すれば
いいだけだと思っています。
無関心といっても、もちろん
本当に困っている人も放っといて
無視する。
という意味ではありません。
とにかく、無関心も
全て悪いことばかりではなく、
無関心がゆえの寛大さで
救われる人もいるんですよ!
ということです。
以上、
「他人に寛大になる2つの方法」
でした。
劇物につき、取り扱いには
充分注意して下さいね😊