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幸せになる鍵は感謝の心を持つ事!「感謝の心」を育む仏教2つの教え

感謝している女性

 

感謝しながら、

怒っている人はいません。

感謝の心を持つことは、

幸せになるための鍵です。

仏教に、感謝の心を育む

2つの原則の教えがあります。

日常生活の中で

少しでも取り入れれば、

心のありようが

変わってくると思います。

「有り難う」

「お陰様」

という内容です。

 

 

 

「有り難う」

 

ありがとうの女性

 

まず1つ目の根本的な教えは、

「諸行無常」です。

この世のすべてのものは、

移り変わってゆく、

ということです。

 

僧侶の松原泰道さん著

『百歳の禅語』より

「世の中は三日見ぬ間の桜かな」は、

江戸時代の俳人、

大島蓼太の詠んだ句です。

この句は

「三日見ない間に、

もうこんなに桜が咲いた」

という意味にも、

「ちょっと見ないうちに、

もう桜が散ってしまった」

という意味にもとれます。

無常というと、

この「散ってしまった」

という面にばかり

とらわれがちですが、

「三日見ぬ間に桜の蕾が

もうこんなに大きくなってきた」

というふうに積極的、

プラスの面も見なければ

いけないのです。

日本人はとかく無常の

マイナス面だけ見ますけれども、

すべてのものを

プラス・マイナス両面から

一つにまとめて

見ていただきたい。

まずこれが

一番大事なことです。

世の中には、

実体というものは

何一つありません。

すべては変わっていきます。

つまり、刻々として

変わっていくものが

今もここにあるということ、

これは滅多にないので

「稀有」の事実です。

稀に有る。

そういう稀なことだから、

「有り難し」

ということになります。

そのように

「有り難し」とは、

滅多にない、

有ることがむしろ奇跡である

ということ。

そこから感謝の気持ちを

意味するようになりました。

 

なるほど!

わたしには、今介護をしている

91歳の母親がいます。

91歳にもなると、

いつ、何が起きても

不思議ではありません。

今こうして、

一緒にいれること自体奇跡です。

この奇跡に感謝して、

日々大切に暮らしていかないと

いけませんね。

すぐ、忘れてしまうわたしには、

特に胸に刻んでおきたい教えです。

 

 

「お陰様」

 

お陰様の女性

 

2つ目の根本的な教えが

「無我」です。

 

僧侶の松原泰道さん著

『百歳の禅語』より

無我とは

「物が存在するのは

それだけでは存在できない、

必ず他のかかわりがあって

存在をするんだ」

ということ。

これを無我といいます。

 

碁盤には目というものがある。

あの目は確かにあるように

思うのですけれど、

一つだけ取ってくれ

と言っても

取り出すことはできません。

どうしてかと言えば、

あの目は隣接するへりを

両方のものが共用して

初めて存在できるからです。

 

網の目も同じ。

確かにあるように

見えるけれども、

それは孤立して

存在することはできない。

持ちつ持たれつ、

隣の目とのかかわりによって

生じるものです。

日本人はこれを

「お陰様」と受け取った。

お陰によって存在をする。

 

僧侶で作家の

玄侑宗久さん著

『禅的生活』より

現在を成り立たせている

無限の過去の「因」に

感謝を忘れない。

そのための「お陰様」

という言葉がある。

「陰」とは見つくせない

因であり、

それにわざわざ

「お」「様」をつけて

呼んでいるのだ。

 

『百歳の禅語』より

「すべてのものは無常であり、

そしてすべてのものは

無我である」

これが仏教の世界観です。

世の中には

永遠に変わらないものは

何一つない

また、それだけで他と無関係に

存在するものは何もない

ということです。

 

 

「有り難い」

「お陰様」

感謝、感謝で行きましょう😊