病気になったら、
まず、医者に見てもらい、
治すのが先決。
でも、完治が難しい病気に
なってしまった人も
いるのではないでしょうか。
わたしも、いろいろ病気を
持っています。
くよくよ悩んだ時期も
ありました。
元の健康な体に戻りたい、
その気持はよくわかります。
でも、くよくよ
思い悩んでも仕方ありません。
ある程度の年齢になると、
病気も込みで人間だ。
こう思うことが
必要です。
という内容です。
病気も込みで人間です
若い頃ならともかく、
ある程度の年齢になると、
完全な健康などない。
そう思ったほうが
いいのではないでしょうか。
作家の曽野綾子さんが
著書にそのへんの事を
書かれているので紹介します。
曽野綾子著
『老いの才覚』より
病気はしないと決心して、
あらゆる予防処置を
したほうがいい。
しかし病気がない人生は、
たぶん非常に少ないと思います。
そうであれば、
「機能と五感が
正常であるのが人間だ」
という発想を、
変えたほうがいいんですね。
つまり病気も込みで人間、
いいことも悪いことも
込みで人生だ、
という心構えをしておく
必要があると
私は思っています。
病気は、決定的な
不幸ではありません。
それは一つの状態です。
病気になると、
なかなかそうは思えませんが、
決して悪い面ばかりではない。
病苦が人間をふくよかな
ものにするケースはよくあります。
それは、その時まで
自信に満ちていた人も、
信じられないくらい
謙虚になるからです。
謙虚さというものは、
その人が健康と順境を
与えられている時は
身につけることが
なかなか難しいのです。
わたしも、潰瘍性大腸炎と
COPD(肺気腫)という
病気を抱えています。
肺の機能も、
一度壊れてしまったら
元には戻らないそうです。
今まだ残っている、
壊れていない肺の部分で
暮らしていくしか
ありません。
タバコは、
20代で辞めています。
でも店を持ち、失敗し、
目標がなくなった頃
毎週末パチンコ店に入り浸りでした。
その時の、タバコの副流煙で
COPDになりました。
完全な自業自得です。
今でも、毎朝起きる時は
ヘトヘト。
という感じで目が覚めます。
でも、そのおかげで
今日一日を大切に生きよう。
という気持ちを忘れずに
毎日を過ごせています。
今は、すべてを前向きに
考えれるようになりました。
「四苦八苦」
この言葉は仏教用語です。
四つの苦しみ。
「生」「老」「病」「死」
人間に与えられた定めです。
誰も逃れることは出来ません。
病気も込みで人間だ。
心からそう思えた時、
病気を抱えていたとしても
気持ちは前向きに
なれるのではないでしょうか。
病気持ちのあなた。
病気も込みで人間です。
一緒にガンバガンバ😊