パリ五輪、池江璃花子選手が、
100mバタフライの
準決勝敗退後のインタビューで
「何のために努力してきたのか
わからない。
4年後目指して頑張ります」
と涙ながらに語っていました。
それを見て
いても立ってもいられず
記事を書きました。
結果なんかどうでもいい、
人生とは過程そのもの。
結果はみんな死ぬだけさ。
という内容です。
練習自体を楽しむ
「遊戯三昧」
これは禅の言葉で
「楽しいことをする」
のではなく
「することを楽しむ」
と発想する
わたしの大好きな言葉です。
元女子プロテニスプレーヤー、
杉山愛さんの座右の銘でもあります。
杉山さんがテニスで結果が出ず、
練習も辛くてしんどく、
テニスを辞めたいと
悩んでいた時に
出会った言葉だそうです。
この言葉のお陰で、初心に戻り
テニスをもっと楽しもうと決め、
練習自体を楽しむようにしたそうです。
その結果、試合の成績も
徐々に良くなってきたと
語っていました。
世界一のプロゲーマー。
世界のトップを走り続けている
梅原大吾さんも
著書『勝ち続ける意志力』の中で、
こう語っています。
大会における勝利は目標の
ひとつとしてはいいかもしれないが、
目的であってはいけない。
そのことに気づいてからようやく、
勝つことより成長し続けることを
目的と考えるようになった。
もちろん、負けるより勝つ方がいい。
ただし、個々の試合の勝ちには
大きな喜びを見出さない。
喜びは日々の練習にこそ感じたい。
日々努力を重ねて、
日々成長を感じる。
そうすれば毎日が楽しい。
いつか来る大きな幸せよりも、
毎日が楽しい方が
僕には遥かに幸せなことだ。
おそらく、大谷翔平選手や
藤井聡太棋士も同じように、
練習自体を成長と捉え、
楽しめているのではないでしょうか。
過程こそが人生、今を楽しめ!
話が大きくなりすぎましたが、
最後に
作家で僧侶の
玄侑宗久さんの著書
『禅的生活』より
引用させて下さい。
結果なんていつどこに
顕れるのか分からないのだから、
そんなものを期待して
「今」という時間を殺すな。
因でもあり、
同時に果でもある瞬間として
「今」を味わいつくせと
おっしゃるのである。
我慢して時を過ごすのは
時間の殺生であり、
禅ではそれも重大な殺生と考える。
もっと言えば、
楽しめないならおやめなさい、
ということだろう。
最初から過激な発言に
なってすいませんでした。
でも、本当に人生とは
過程そのものです。
その過程、” 今ここ ”を楽しめて
こその人生だと思います。
「楽しいことをする」
のではなく
「することを楽しむ」
池江選手。
感動をありがとうございました。
白血病を乗り越え、
オリンピックの舞台に立って
世界のトップスイマー達と
競い合う素晴らしい姿を
見せてもらいました。
みんな、心から拍手を
送っていると思います。
わたしから見れば、
ダントツの金メダルです。
もっともっと「今という時」を
大切にして、無理しすぎず、
水泳を、そして人生を
謳歌し、楽しんで欲しい
と願っています。
池江選手。
ありがとう、お疲れ様でした😊