前回、幸福の鍵は「なにごとも軽くかんがえる」ことだ。
というお話をしました。
では、どうすれば軽く考えれるのか。
いろいろあると思いますが、わたしのイチオシはこれ。
- 自分を客観視する(自分を他の人が見ているみたいに考える)
- 自分の人生自体を軽く考える
この事を、今回はお伝えします。
◾自分を客観視する
簡単に言うと、「自分を他の人が見ているみたいに考える」ことです。
自分を客観視する。
このことは、いろんな問題を解決するのに広く使われています。
例えば、ビジネスでは、壁にぶち当たった時の対処法として、
- 俯瞰(広い視野を持って物事を捉えること)
- 鳥の目
- メタ認知(自分が認知していることを客観的に把握すること)
とよく言われます。
要するに、悩んでいる本人は、目の前の悩みでいっぱいです。
なので、高いところから、広い視野で物事を総合的にとらえて
解決していきましょう、という事です。
よく、職場でのパワハラや長時間労働で自殺した、というニュースを
見かけます。
責任感が強い、鬱になった、色々あると思います。
でも、第三者の目で客観的に見ると、
なぜ会社を辞めないんだろう
と感じます。
客観的に見ることで、その問題を解決できるかどうかはわかりませんが、
軽く受け止める事は出来るはずです。
◾自分の人生自体を軽く考えよう
ここでは、いろいろな出来事だけではなく、
「自分の人生自体を軽く考えよう」
という提案です。
もちろん、手を抜いて生きようとか、
努力しなくていいという
意味ではありません。
もっと気楽に生きようよ、という提案です。
人生を前向きに、
やり甲斐を持ってやれている方は、
ここから先はスルーして下さい。
・宇宙視点で時空間を飛ばせ
鳥の目なんて低すぎます。
どうせならもっと高く、もっと遠く
宇宙視点で客観視しませんか?
この宇宙は、約150億年前にビッグバンで始まり
光の速度で今も膨張し続けているのではないか、と言われています。
ユーチューブで、「宇宙の広さ」と検索してみてください。
色々と動画が出てきます。
人間の感覚をはるかに超えた、想像も出来ない無限の
時空間の広がりを擬似体験出来ます。
地球という、この惑星に生きている事の不思議さを感じ、
宇宙から見れば、塵よりも小さいこの地球の中で
ちまちま悩んでいることの、小ささに気付くはずです。
・昔の人に思いを馳せる
わたしは、昔の人の書いた本を読むのが好きです。
木村耕一さんのシリーズ
「枕草子」「方丈記」「徒然草」
貝原益軒 の「楽訓」「養生訓」など
まるで1000年前の昔にタイムスリップして、会話しているみたいです。
そして感じることは
人って、今も昔も同じだ・・・
という事です。
人間関係に悩み、異性に恋し、
力いっぱい生きています。
科学の進歩以外、人間は今と昔とで何も変わっていません。
はるか昔から、この地球上でいったい
何人もの人が生まれたんでしょう。
そして、そのすべての人が亡くなっています。
今という時は、昔から続いている歴史の流れの中の「点」でしかないのです。
そして、その流れはすぐにこの「点」を通り過ぎて、
これからも続いていくでしょう。
昔の人もみな、その時の現在を生きていたんです。
今の現在となにも変わりません。
わたしも、名もなき昔の人と全く一緒なんだ・・・
すぐに、忘れ去られてなんにも無くなる
心からそう思えた時、自分のちっぽけさを悲しむんではなく、
厳かさと一緒に、すがすがしさを感じたのを今でも覚えています。
「後は野となれ山となれ」です。
今回は、わたしの経験で感じたことをお話しさせて頂きました。
感じ方は人それぞれで違います。
ぜひ自分なりの、人生を軽く感じれる見方を探してください。
誰もが自分はちゃんと、客観的に見れていると思っています。
でも、視座を高くすればさらに違う視点があることに気づきます。
本当は、客観的に見ることは誰も出来ないのかもしれません。
でも難しいことは抜きにして、
なるべく客観視しよう、でいきましょう!
自分を他人が見ているみたいに考える。
そして、自分の人生自体を軽く考える。
そうすれば、肩の荷が降りて、
もう少し気楽に楽しく生きれますよ。
という提案でした。
お付き合いありがとうございました。
次回は、
というお話です。
お楽しみに😊