どんな人でも、大切な人との別れが
必ずやってきます。
これだけは、誰もが絶対に
避けては通れない道です。
わたしも、
小さい頃から
母との別れが
いつか必ず来ることが、
この世で一番の恐怖でした。
いや、今でも恐怖です。
でも、xデーは必ず来ます。
その時の対処法は、
もう決めています。
アーンアーンと思いきり
泣き叫ぶ。
これだけです。
逆境から逃げない
苦しみの対処法を、
作家の宇野千代さんと
僧侶の松原泰道さんが
話されているので、
紹介させて頂きます。
宇野千代著
『幸福は幸福を呼ぶ』より
これは逃れられないことだと
思ったら、
決してそのことから
逃げ出さない。
逃げ出さないで、
自分の方からそっちの方へ
突き進んでいく。
これが、このことだけが、
辛いと思うことを克服する、
たった1つの方法だからである。
松原泰道著
『百歳の禅語』より
嫌なこと、苦しいことから逃げたら、
どこまでも苦しみがついてきます。
その苦しみや悲しみに
打ち克つためには、
その悲しみや苦しみに同化し、
成り切り、
徹することが大切なんです。
だから、悲しい時には
アーンアーンと思いきり
泣いたらいいんです。
悲しみに徹する
「心頭滅却すれば、火自ら涼し」
(しんとうめっきゃくすれば
ひおのずからすずし)
この言葉は、『碧巌録』という
中国の古い禅書の中の
言葉だそうです。
この言葉を有名にしたのが、
山梨県の恵林寺というお寺にいた
快川和尚です。
織田軍に攻められ、
火を放たれて、
快川和尚が最後に遺した言葉が
「心頭滅却すれば、火自ら涼し」です。
そして、最後は「熱い熱い熱い」と、
焼け死んだそうです。
奇跡も何も起こってはいません。
熱さに徹して、
熱さに同化して、
熱さになりきって焼け死にました。
比較するのも恥ずかしいですが、
この事を知ってから、
心を入れ替え
夏場、外の暑さの中で
「暑いな~しんどいな~」
と言いながら働いていたのを
「暑い~暑い~暑い~最高~もっと来い」
と暑さに徹して同化して、
暑さになりきりました。
すると、不思議なことに
暑さが全く苦でなくなり、
自分でも驚くほど
元気よく楽しく
働けるようになりました。
わたしの悲しみを
乗り越える方法はただ1つ。
悲しみに徹し、同化し、
悲しみになりきろうと
思っています。
布団をかぶり
涙が枯れるまで
声を出して思い切り
泣き続けようと思っています。
実際、これで悲しみを
乗り越えられるかどうかは
わかりません。
でも、これが今わたしが考えうる、
悲しみを乗り越える
唯一の方法です。
もし、大切な人が
今も健在なら
こんな、素晴らしいことはありません。
今というかけがえのない時を
大事に大事にして下さいね😊