時間を大切に使いましょう。
といっても同じような毎日の繰り返しの中では
なかなか難しいですよね。
そこで、「一日一生」の生き方をお勧めします。
そんな大袈裟な、ムリムリと思ったそこのあなた。
ちょっと待って下さい。
わたしみたいな、自分を律することが苦手な
ダラダラ人間こそ、はっきりした短い目標がないと、
時間を大切にするのは難しいんです。
まずは、「一日一生の覚悟で生きる」という目標を決め、
今日一日、時間を大切に使おうと意識してみて下さい。
今回は
1、今この瞬間がすべて
2、今日だけを見つめて生きる
という内容です。
1.今この瞬間がすべて
人の人生は、今まで生きてきた過去があり、今現在があり、この先の未来へと
続いていくように思ってはないでしょうか。
デール・カーネギーの著書 『道はひらける』の中に
「過去」と「現在」と「未来」を
おもしろく、表現している箇所があります。
皆さんも私も、この一瞬に永遠不滅な2つのものが
出会う場所に立っている。
無限のかなたからつづいている膨大な過去と、
すでに刻まれた時の末端に突き刺さっているに等しい未来
との境目にいるわけだ。
たぶん私たちは、この永遠不滅なもののどちらで
生きることも許されない
たとえ一瞬たりとも。
過去に生きることは出来ない。
未来に生きることも出来ない。
人は、今しか生きれないということです。
ということは、この瞬間がすべて。
人生とは、今この瞬間のことです。
2.今日だけを見つめて生きる
先程、人生とは ”今この瞬間のこと” だと言いました。
昨日は頭の中にはある。明日も頭の中にはある。
でもそれは幻想で、実際は今日しかない。
今日しか生きることは出来ない。
人生とは、今日を生きること!
それ以外にはないんだ。
そのことを、心の底から実感することが大切です。
そうすれば、今日しなければいけないことは、
今日しっかりするはずです。
今日一日、絶対心を曇らせないぞ、
と思えるはずです。
今、身内に病人がいて看護されてる方もいるかと思います。
わたしも、母を介護しています。
心配はあると思います。
でも、心配しても何も変わりません。
心配して心を曇らせば、
大切な今この時を、台無しにしてしまいます。
今、生きてくれている。
それだけでいいじゃないですか。
そのことに感謝して、かけがえのない
今日一日を笑って過ごしましょう。
偉そうに言ってますが、
これは、わたし自身にも言い聞かせていることです。
過去にとらわれず、未来を心配せず、
今日という日に集中する。
この事の大切さは、
昔から言われ続けています。
聖書 「マタイによる福音書」より
あすのことを思いわずらうな。
あすのことは、
あす自身が思いわずらうであろう。
一日の労苦は、その一日だけで
十分である。
仏典 「一夜賢者」の詩
過ぎ去れるを追うことなかれ。
いまだ来らざるを念うことなかれ。
過去、それはすでに捨てられたり。
未来、それはいまだ至らざるなり。
されば、ただ現在するところのものを、
そのところにおいて
よく観察すべし。
揺らぐことなく、動ずることなく、
そを見極め、そを実践すべし。
ただ今日まさに作すべきことを
熱心になせ。
たれか明日死のあることを知らんや。
まことに、かの死の大事と、
遭わずということは、
あることなし。
よくかくのご見きわめたるものは、
心をこめ、昼夜おこたることなく実践せよ。
かくの如きを、一夜賢者といい、
また、心しずまれる者とはいうなり。
禅僧 正受老人 「聖人一日暮シ」より
一日暮らしを覚悟してみると、
精神的にもひじょうに良好で、
病気も全然しません。
(中略)
一日一日を新しい気持ちで迎えれば、
一日が新鮮になってきます。
(中略)
死ぬまでが一生でもないのです。
明日のことさえわからないのなら、
今日そのものが一生なのです。
他にもたくさんの先人たちが、
同じ意味の言葉を残しています。
「一日一生」
この言葉は東日本大震災以降、
明日がどうなるかなんて誰もわからない。
ということで、よく耳にするようになりました。
災害だけではありません。
病気、事件、事故、何が起こるかわかりません。
だからこそ、今日一日を大切に生きましょう。
という事だと思います。
元プロ野球選手の、松井秀喜さんの座右の銘。
俳優の貫地谷しほりさんも、大切にしている言葉だそうです。
以上、
過去にとらわれず、未来を心配せず、
かけがえのない、今日という日を
大切に生きましょう。
というお話でした。
次回は
というお話です。
お楽しみに😊