メーテルリンクの童話
『青い鳥』知っていますか？
知ってますよね。
今回はその復習です。
今、もしあなたがあまり幸せを
感じられないなら、
少しだけお付き合い下さい。
外に幸せを求めてもありませんよ。
もうすでに手にしている
幸せに気づいてね。
というお話です。
わたしは満足、このラーメン美味しい！
わたしは、ホットヨガをやっていました。
（今は股関節痛で休止中）
ある日、美人のインストラクターさんが、
「ヨガのサントーシャという
教えがすきです。
意味は、いま手にしているものに
気づいて感謝する、
ということです」
と話されました。
わたしは、禅には関心があったので、
え？これって禅の「知足」のこと？
と思い、帰って調べたら
その通りでした。
何か嬉しくなったのを覚えています。
「知足」「サントーシャ」とは
今、すでに足りていることを知る。
今、自分が持っているものに気づき、
満足することを心得る。
心穏やかなこと。
という意味です。
お釈迦様の最後の教えとされる
「仏遺教経」に知足の教えが
あります。
知足の人は地上に臥すといえども、
なお安楽なりとす。
不知足の者は、
天堂に処すといえども、
また意にかなわず。
不知足の者は、
富めりといえどもしかも貧し
（たとえ貧しくても
足ることを知っている人は
心安らかでいられますが、
足ることを知らなければ、
どれほど豊かでも心は貧しい）
心が満たされる鍵。
幸せになる為の鍵ですよね。
わたしは全てを持っている！
ジャーナリストの千葉敦子さんの
『死への準備日記』という、
ご自身が、がんで亡くなるまでを
綴った闘病記があります。
心に響いた箇所を
引用させて頂きます。
『死への準備日記』より
自分の持っていたものを
失って初めて、
その価値が分かるのだ。
人間とは、
なんと愚かな存在なのだろう。
ヤケになることもなく
五回も六回も続けざまに吐いたあとで
静かにお茶を飲みながら
ヤケになることもなく
何が口に入るかを考える
スープもだめ
ヨーグルトもだめ
玄米粥もだめ
では
ナイフを入れると
どろりと流れる
新鮮なチーズなら？
ニューヨーク州の農家が
昨日売りにきた
黄色いりんごなら？
りんごを薄切りにして
チーズを載せ
ゆっくりと口に運ぶ
どうぞ吐きませんように
とにかく生きなければ
ならないのだから。
頭の中を銃か何かで乱暴に
かき回されたような、
なんともいえぬ破壊された
感覚がある。
全身の筋肉痛、
絶え間ない吐き気、
身体の内部を壊されていくような
気分の悪さ・・・。
ひどく苦しく、
忍耐の限界に達したように感じる。
こんな状態でも、命を延ばすことに
意味があるのだろうか。
楽にしてくれるなら、敗北宣言をして
降伏してしまいたいとさえ思う。
（中略）
もし、痛みも吐き気もない、
気分爽やかな一日が与えられたら・・・。
ニューヨークの街を
心ゆくまで歩き回り、
おいしい食事を
三度とることができたら、
その日の夜に死んでもいいと思う。
人は自分が持っているものを
失って、初めて
その有り難さに気づくもの。
それが分かっているなら、
失う前に、自分が持っている
数え切れない幸せに気づきましょうよ。
そうすれば、自然と感謝の気持ちが
生まれてくるはずです。
自分の健康だけではありません。
家族が元気でいてくれる。
世界では争いが絶えません。
今の日本は、ミサイルも
飛んで来ません。
安心して眠ることが出来ます。
災害が起こって、今まで
当たり前に使っていた
電気、ガス、水道の
有り難さが分かる。
雨風をしのげる家がある。
今晩、食べるものがある。
太陽のお陰で生きていける。
数え上げたら
きりがありません。
あるあるだらけです。
感謝、感謝。
「知足」足るを知る
幸せにいつなるの？
今でしょ！
要は、あなた次第。
本当は、自然に感じるもの
かもしれませんが、
まずは、頭で考えて幸せを
感じましょう！
もう十分に ”今ここ” で
満たされているのですから。
以上、
「幸せの青い鳥はすでに手の中に」
でした。
次回は
というお話です。
知足の続きです。
これで完成、必ず見て下さいね。
お楽しみに😊
