結果を出す方法? 知りません。
成功する方法? 分かりません。。
ここでは、ただ
目的と手段を1つにすれば
挫折することはないですよ。
というお話です。
今が大切!「因果一如」
「因果一如」(いんがいちにょ)
という禅の言葉があります。
原因でもあり結果でもある
「今この瞬間を大切にする」
という考えです。
結果を求めすぎて疲れた人は、
ぜひこの言葉の意味を
考えてみて下さい。
何かヒントが見つかる
はずです。
慶明寺さんの記事で
「因果一如」を説明されています。
前の記事での引用を
もう一度させて下さい。
作家で僧侶の玄侑宗久さん
『禅的生活』より
将来に果報を期待するのではなく、
今という時間から果報もすべて
得てしまえ、
というのである。
それはつまり、「今」を最大限に
楽しむということでもある。
江戸時代の白隠禅師は
現在の臨済宗の総元締め
のような方だが、
禅師はそのことを
「因果一如」と表現された。
(中略)
結果なんていつどこに顕れるのか
分からないのだから、
そんなものを期待して
「今」という時間を殺すな。
因でもあり、
同時に果でもある
瞬間として「今」を
味わいつくせとおっしゃるのである。
我慢して時を過ごすのは
時間の殺生であり、
禅ではそれも重大な殺生と考える。
もっと言えば、
楽しめないならおやめなさい、
ということだろう。
目的と手段を1つにする
目的を達成するために手段がある。
目的が上で手段が下。
こう考えてはいませんか?
目的を達成するために努力(手段)
しているなら
目的達成のメドがたたないと、
努力がしんどくなりますよね。
でも、目的と手段を1つにすると
「今日はここまで出来た」
「昨日より一歩進んだ」
ということが1つの結果になります。
その事が満足感になり、
成長したという喜びになる
のではないでしょうか。
プロゲーマーで世界のトップを
ずっと走り続けている、梅原大吾さんを
ご存知でしょうか?
著書『勝ち続ける意志力』
の中で「目標と目的の違い」や
「努力」について語っているので
引用させて頂きます。
『勝ち続ける意志力』より
大会というのは、日々の練習を
楽しんでいる人間が、遊びというか、
お披露目の感覚で出るものでは
ないだろうか。
大会における勝利は目標の
ひとつとしてはいいかもしれないが、
目的であってはいけない。
そのことに気づいてからようやく、
勝つことより成長し続けることを
目的と考えるようになった。
もちろん、負けるより勝つ方がいい。
ただし、個々の試合の勝ちには
大きな喜びを見出さない。
喜びは日々の練習にこそ感じたい。
先を見ず、まずは目の前の
5段を登ってみればいい。
次にもう5段が見えたら、
また登ればいい。
(中略)
あまり大きな目標を立てず、
目の前のできることにのみ
集中していれば、
ふとしたときに
信じられない高みにいることに
気づく日が来るだろう。
僕にとっては世界大会の勝利より、
日々の努力の中で出会えた
大きめの発見の方が
遥かに嬉しい。
適度な頑張りを続けて
毎日を心地よく過ごすことが
大事なのである。
人生に区切りを求めるのではなく、
継続する。
日々努力を重ねて、
日々成長を感じる。
そうすれば毎日が楽しい。
いつか来る大きな幸せよりも、
毎日が楽しい方が
僕には遥かに幸せなことだ。
本来の目的を目標に変え、
しばし忘れる。
日々の小さな結果、成長を
目的として、喜びを感じながら
” 今ここ ”の出来ることに集中し
楽しむ。
難しいです。
でも、やってみましょう!
わたしも只今チャレンジ中です。
合言葉は " 今ここ ”。
以上、
挫折しない「たった1つ」の
考え方でした。
次回は、
というお話です。
お楽しみに😊