若い頃と違って、
年齢を重ねると
流行との付き合い方も
難しくなってきますよね。
でも、そんなに難しく
考える必要はありません。
単純に、
自分がしっくり来た時に、
しっくり来た物だけを
取り入れればいいだけ。
という内容です。
主役は「わたし」
流行に振り回される必要はありません。
主役は「わたし」
流行は脇役です。
ポール・モラン著
『獅子座の女シャネル』より
モードは、
ひとつの精神状態であり、
つまりは、あたし自身に
属しているものなのである。
よくあたしは店のものに言う。
この衣装は売りに出さないわ。
あたしのものに
なりきっていないから。
シャネルの言葉です。
シャネルはデザイナーですが、
デザイナーでも、
一般消費者でも同じです。
自分がしっくり来て、
いいなと思えてから取り入れる。
これが基本だと思います。
デザイナーの
水野正夫さん著
『着るということ』より
ファッションを
生み出している国でさえ、
相当の時間をかけて眺めるだけ、
すぐに飛びつく人はまれである。
自分に合う部分が少しでもあれば、
その部分だけを
さらっと取り入れるし、
全然見つからなければ
脇からひらりと逃してしまう。
スタイリスト
川上さやかさん著
『おしゃれになりたかったら、
トレンドは買わない』より
流行り始めたばかりの
トレンドアイテムには
手を出さず、
最低1シーズン見送るのが正解。
見慣れてきて、身につける
気恥ずかしさがなくなり、
定番になってからが正解です。
スタイリスト
横森美奈子さん著
『おしゃれになるにはコツがある』より
ファッション・サイクルとは
不思議なもので、
最初は変に見えて、
私は絶対着ないわ
と思っていても、
時間がたって見慣れてくると、
急によく見えてきたり、
着たくなってくるような事が
よくあります。
そのためにも流行には
前向きであっていたいですね。
流行に踊らされるのが
イヤだったら、
逆になるべく知っておいた上で
スタンスを持つほうが、
対処できやすいと
いえるのではないでしょうか。
若い人と違って、
流行をいち早く取り入れる必要など
ありません。
流行を楽しみながら、
自分がしっくり来たときに、
しっくり来た部分だけを、
ゆっくり取り入れる。
これがスタイルを持った、
大人の女性の流儀です。
ゆっくり、
楽しくいきましょう😊